■ 今月のお花
~ 木瓜(ボケ) ~
花言葉 : 『 先駆者 』 『 妖精の輝き 』
11月から4月頃に咲く木瓜の花。春に咲くものと区別して、早い時期に咲くものを寒木瓜 ( カンボケ )といったりします。品種は200以上り、赤やピンク、白色の花を咲かせ、庭園の花木として古くから愛されています。今からポツポツ咲き始め、春に盛りを迎えますので、季節の移り変わりを感じながら鑑賞してみましょう。木瓜の名前の由来は、果実が瓜に似ており、木になる瓜で < 木瓜(もけ) > とよばれたものが < ぼけ > に転訛したとも言われています。
■ 健康のために ちょこっと いいこと
お正月疲れした胃腸の調子を整える
年末年始の食生活で、胃腸が少し疲れていませんか。そんな時に古くから胃腸にやさしい薬草と親しまれたのが 『 春の七草 』。1月7日に 『 七草がゆ 』 を食べる風習は、胃腸の調子を整えるというとても理にかなったものなのです。
今年も健康にと願いを込めて
春の七草は、ナズナ、セリ、ハコベラ、ゴギョウ(ハハコグサ)、スズナ(カブ)、スズシロ(大根)、ホトケノザ。地域によって七草の種類が違うこともありますが、早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うといわれており、1年の無病息災を祈って七草がゆを食べるようになりました。願かけだけでなく、七草には胃の炎症を抑える効果や消化促進作用、整調作用などの効果があります。
お正月気分にひと区切り
胃腸に負担のかからないおかゆにして食べるというのも、昔からの知恵。濃い味のお節が続いたあとなので、あっさりとしたおかゆも新鮮な味わいに感じられます。お正月気分に区切りをつけるという意味があるのかもしれませんね。
■ 旬の食材でちょこっとクッキング
美容と健康にいい、新春の食材
春の食材 : 菜の花
春に黄色い花を咲かせる菜の花は、実はビタミンやミネラルを含んだ緑黄色野菜。つぼみが閉じているものを選ぶのがコツです。菜の花は、ベータカロチンやビタミンB、ビタミンC、カルシム、カリウムなどをバランスよく含みます。免疫力を高めて風邪を予防するほか、ビタミンCがほうれん草の約4倍も含まれており、美肌効果も期待できます。鉄分も豊富で、女性にオススメしたい食材です。
菜の花の春色ごはん
+ 材料 ( 2人分 )
菜の花 : 150g
卵 : 1ヶ
ごはん : 300g
鮭切り身 : 1切れ
ピンクペッパー : 少々
【A】
しょう油 : 大さじ1/2
ごま油 : 小さじ1/2
練がらし : 小さじ1/2
【B】
砂糖 : 小さじ1
塩 : 小さじ1/8
酒 : 小さじ1/2
+ つくり方
1.菜の花の根を少し切り、水につける。その後、先の4~5cm長さ分をつみ、塩少々(分量外)を加えた熱湯でゆで、再び沸騰したら冷水にとり水気を絞る。鮭は身をほぐしておく。
2.ボウルに【A】を混ぜ、菜の花を加えて和える。
3.耐熱容器に卵を入れ【B】を加えて混ぜる。ラップなしで電子レンジ(600W)に15秒かけ泡立て器で混ぜ、これをポロポロになるまで2~3回繰り返す。
4.丼にご飯を盛り、ほぐした鮭、煎り卵、菜の花のみじん切りを添え、レッドペッパーをふる。