『 良い家に住みたい 』家づくりを考える人なら誰でも思う願いです。 私も同じように『 良い家を造りたい 』という強い気持ちで 家づくりに携わってきました。 そこで、大工職人として長年の経験から得た 私の家づくり に対するこだわりをお話します。
先日、リフォームのご相談をいただきました。 その内容は… 「 家の中にいても外の様に寒い。壁が結露し家具まで濡れている。何とかなりませんか? 」 とのこと。
後日訪問し調べてみると、『 寒くて当たり前、結露するのも当然 』と思える施工になっている ことに気が付きました。 原因は、空気の流れです。 床下の空気が根太(床構造材)間より内壁を通って1階天井(2階床下)に流れていました。 部屋は常に外気にさらされ、室内側の表面温度(暖かい)と外気(寒い)との温度差により 結露も発生していたのです。又、あるべきはずの断熱材は垂れ下がって役目を果たしておらず、 結果寒い部屋になっていました。 目に見える表面結露はもちろんのこと、壁内部の結露で躯体が腐食していないかと心配にも なりました。
寒さや結露を防ぐには、下記のような方法があります。 1.床下の空気を内壁に流さない 2.壁の断熱材は、湿気を吸わないセルロースファイバー・ロックウール等を使用する 3.構造材である梁や桁まで断熱材を貼り上げる |